序盤の大波:トランプショックで2600万円までドローダウン
2024年、トランプ政権の再選や政策発表に伴う市場の動揺、いわゆる「トランプショック」で私のポートフォリオは一時2600万円まで下落。年初の高値から大きく凹み、胃がキリキリする展開でした。
しかし、そこで諦めず、コアサテライト戦略の「サテライト」部分で積極的に投資を続けた結果、2025年5月時点で資産は3000万円超に回復!年初来高値を超えるまで盛り返しました。
特に、サテライト枠でのリスクを取った投資(FANG+やAI関連株など)が功を奏し、市場の回復局面でリターンを押し上げてくれました。とはいえ、高値圏に差し掛かると「ここからさらに上がる理由が見えない…」というモヤモヤが。次の調整に備えるべきか、利益を確定して次のチャンスを待つべきか、悩みは尽きません。
今回は、そんな状況での次の戦略、特に「サテライト枠の一部を利確して円で持つか、金(ゴールド)を買うか」という選択肢について考えてみました。同じような状況で迷っている投資家さんの参考になれば幸いです!
戦略1:サテライト枠の一部を利確して次の調整を待つ
現在の市場は、トランプ政権の政策(関税や減税)、FRBの金融政策、企業業績の底堅さで高値圏にあります。しかし、株価のバリュエーション(S&P500のPERが25前後)は歴史的に高めで、調整リスクもチラつきます。過去のデータを見ると、年1-2回の5-15%の調整はよくあること。こんなとき、サテライト枠の利益を確定して現金を確保するのはアリな戦略です。
なぜ利確?
- リスク管理:高値圏で利益を確定すれば、調整時の下落ダメージを軽減。
- 再投資の余力:現金を持てば、調整後(株価5-10%下落)に割安な資産を買い増せる。
- 精神的安定:過去の経験から、現金保有は狼狽売りを防ぐ心の支えに。
どう実行する?
- 対象:サテライト枠で大きく上昇した資産(FANG+、AI関連株)を優先。PERや業績見通しで割高感がある銘柄から売却。
- 割合:サテライト枠の20-30%を目安に利確。例えば、サテライトが500万円なら100-150万円を現金化。
- タイミング:市場の過熱サイン(VIXが20超、RSIが70超)やトランプ政策の発表(2025年夏の関税詳細)を注視。
過去にピラミッド型買い増し(50%→25%→残り)で慎重にリスクを取ってきたので、過度な売却は避けつつ、バランスよく現金を確保する作戦が自分には合っていそうです。
円で持つか、金を買うか?二つの選択肢を比較
利確した資金をどうするか。大きく分けて「円で保有して次のチャンスを待つ」か、「金(ゴールド)を買って守りを固める」かの二択で迷っています。それぞれのメリット・デメリットを整理してみました。
選択肢1:円で保有
メリット:
- 機動性:現金は次の調整で割安な株(FANG+、ディフェンシブ株)を買い増す余力をくれる。市場が5-10%下がれば、絶好の仕込みどき!
- リスクゼロ:円は価格変動がないので、トランプ政策やFRBの動向で市場が揺れても安心。
- 為替のチャンス:ドル円が150円前後で高止まり中。円高(140円以下)に振れれば、海外資産が割安に。
デメリット:
- 機会損失:市場がさらに上昇すると、現金はリターンを生まない。インフレ(米CPI3%超)で実質価値が目減りするリスクも。
- 低金利:日本の金利は低く(0.25%程度)、現金のままでは増えない。
選択肢2:金(ゴールド)購入
メリット:
- 安全資産:金は株や債券と相関が低く(相関0.2以下)、市場の不確実性(関税、米格付け懸念)で輝く。2024-2025年の金価格(2300-2500ドル/オンス)は底堅い。
- インフレヘッジ:インフレ再加速やドル安(米格付けAA化リスク)で金価格が上昇する可能性。過去に「ドル安で金需要増」と感じていた自分の直感とも一致。
- 分散効果:ポートフォリオに金5-10%を組み込むと、安定性がアップ。
デメリット:
- リターン限定的:金は配当や利子がなく、価格上昇頼み。年平均5-10%の上昇率は、株(S&P500の10-15%)に劣ることも。
- 流動性:金ETFや現物を売却しても、円ほど即座に他の資産に振り向けにくい。
- 為替リスク:ドル建ての金は、円高で円換算リターンが減る可能性。
私の結論:円と金の折衷案
悩んだ末、利確資金を「50%円、50%金」に分けるのが現時点の最適解だと考えました。
- 円(50%):次の調整(株価5-10%下落、VIX20超)で、サテライト枠の買い増し(FANG+、AI株、ディフェンシブ株)に備える。過去の慎重な買い増しスタイルに合う。
- 金(50%):金ETF(SPDRゴールドシェアや国内1540)を買い、市場の不確実性やインフレに対応。ポートフォリオ全体の5-10%を金にし、リスク分散。
- 実行例:利確額200万円なら、100万円を円、100万円で金ETF購入。金価格が2700ドル超(10%上昇)で一部利確も検討。
このバランスなら、機動性を確保しつつ守りも固められる。過去に「キャッシュイズキング」や「金の重要性」を感じていた自分の投資哲学にもフィットします。
注意点と今後のモニタリング
- 税金:利確や金ETF売却時のキャピタルゲイン税(約20.315%)を忘れずに。NISA枠を活用できれば節税に。
- 市場動向:トランプ政権の政策(2025年6-7月の関税詳細)、FRBの金利動向、経済指標(CPI、雇用統計)をチェック。XやWebで最新情報を追うのも大事。
- ポートフォリオ確認:サテライト枠の具体的な銘柄(FANG+の構成株)や全体の配分を見直し、過度なリスクを避ける。
投資家としての一歩
トランプショックを乗り越え、資産を3000万円超に回復させたのは、コアサテライト戦略の賜物。特にサテライト枠の積極投資が効きましたが、高値圏では慎重さも必要。円と金を組み合わせ、次のチャンスを待つ戦略で、攻めと守りのバランスを取っていきます。
同じように市場の不確実性にどう向き合うか迷っている投資家さん、皆さんの戦略は?コメントでぜひ教えてください!一緒に次の波を乗りこなしましょう!
免責事項:本ブログは個人の投資経験を共有するもので、投資助言ではありません。投資は自己責任で、専門家に相談を。市場データは2025年5月時点の想定に基づきます。