こんにちは!投資初心者の皆さん、「相場サイクル」って何?って思いますよね。株価が上がったり下がったりするリズムのことで、これを知ると市場の動きがぐっと分かりやすくなります。今回は、アメリカの株式市場全体を表すVTI(Vanguard Total Stock Market ETF)の月足チャートを使って、サイクルの基本をやさしく解説します。チャートに日本語でポイントを書いたから、どの時期がどの局面か一目で分かるよ。一緒に見ていこう!
相場サイクルって何?
- 株価は一直線に動かない。一定のリズムで「上がる→下がる」を繰り返す。
- このリズムを「相場サイクル」と呼ぶよ。主に4つの局面がある。
- VTIのチャートを使って、実際の動きを見ながら学ぼう!
相場サイクルの4つの局面
1. 金融相場(お金が市場に流れ込む時期)
- 金利が下がって、株にお金がたくさん入ってくる。
- 景気が悪い時期の終わり頃に始まるよ。
- チャートでの位置: 2020年4月〜2020年末($109→$194)。コロナショック後の急上昇!
2. 業績相場(企業が元気になる時期)
- 景気が良くなって、企業の儲けが増える。
- 株価が企業の力でさらに上がる。
- チャートでの位置: 2021年($194→$240)。最高値までグングン伸びた!
3. 逆金融相場(お金が引き締まる時期)
- 金利が上がって、株にお金が流れにくくなる。
- 上がりすぎた株価が下がり始める。
- チャートでの位置: 2022年初頭($240→$227)。利上げが始まって下落スタート。
4. 逆業績相場(景気が冷える時期)
- 景気が悪くなって、企業の儲けが減る。
- 株価がさらに下がる。
- チャートでの位置: 2022年6月頃($174)。弱気相場の底。

中間反落と中間反騰って?
中間反落: 上昇中のちょっとした下落
- チャートでの例: 2020年9月($189→$165)。上昇中の一時的な下げ。
- 押し目買いのチャンスになることも!
中間反騰: 下落中のちょっとした上昇
- チャートでの例: 2022年6〜8月($174→$208)。下落中の一時的な上げ。
- 戻り売りのタイミングになるかも。
VTIの月足チャートでサイクルを見てみよう
下のチャートは、VTIの月足データ(2020年〜2025年3月)です。TradingViewから引用したこのチャートに、日本語でポイントを書いたから、どこがどの時期か一目で分かる!

チャートのポイント解説:
- 逆業績相場(コロナショック): 2020年3月($109)。コロナでガクッと下がった底。
- 金融相場: 2020年4月〜2020年末($109→$194)。急回復の時期。
- 中間反落: 2020年9月($189→$165)。上昇中のちょっとした下げ。
- 業績相場: 2021年($194→$240)。最高値までグングン上昇!
- 逆金融相場: 2022年初頭($240→$227)。利上げで下落スタート。
- 逆業績相場: 2022年6月($174)。弱気相場の底。
- 中間反騰: 2022年6〜8月($174→$208)。下落中の一時的な上げ。
- AI相場周期開始: 2024年頃($230→$278)。AI関連の盛り上がりで新たな上昇が始まった!

現在のVTIはどんな時期?(2025年3月時点)
今はちょっと複雑な時期だよ
- 2024年頃からVTIがグングン上がってる($230→$278)。これは「業績相場」っぽい動き。企業が元気になって、儲けが増えてるから株価が上がってるんだ。特にAI関連の会社が大活躍!
- でも、2022〜2023年に金利が上がった影響がまだ少し残ってる。これは「逆金融相場」の名残。イメージ的には、お金の流れがまだ完全にはスムーズじゃない感じ。
どういうこと?
- 例えるなら、大きなパーティー(株価上昇)が始まったけど、まだ片付けが終わってない部屋(高金利の影響)があるような状態。
- AIブームでみんな盛り上がってるけど、金利が高かった時期の影響で、ちょっと慎重な企業もあるんだ。
チャートでの位置
- 2024年頃から「AI相場周期開始」って書いてあるよね。ここから新しい上昇が始まってるけど、過去の金利の影響が少し残ってるから、「業績相場」と「逆金融相場」が混ざった感じになってるよ。
初心者に伝えたいコツ
- 慌てない: 中間反落や中間反騰は一時的。チャートを長く見れば、大きな波の一部だと分かるよ。
- 複雑な時期でも大丈夫: 相場サイクルはいつもキレイに分かれない。混ざってる時期もあるから、焦らず長期で見よう。
- 注目ポイント: 今はAIブームが株価を押し上げてるけど、金利の動きもチェックしてね。金利が下がると、さらに株価が上がりやすくなるよ!
- チャートをチェック: TradingView(https://jp.tradingview.com/)でVTIの月足を見てみよう。自分でポイントを探すと楽しい!
まとめ
相場サイクルは、株価が上がったり下がったりする「リズム」。VTIのチャートを見ると、コロナショック(2020年)からインフレショック(2022年)までの動きがバッチリ分かるよ。4つの局面と、中間反落・反騰を知れば、市場の動きが怖くなくなるはず。2024年からはAI相場が始まったみたいで、今は「業績相場」と「逆金融相場」が混ざった時期。トランプ関税も始まり不確実な相場が始まったけど冷静に相場に向き合おう。