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下落相場で感じたことと今後の相場へのアップデート

40代FIRE

トランプ関税の影響で資産が3000万円から下落しました。過去の上昇相場で利益を得られたのは積極的に相場を張っていたからこそですが、投資には下落も受け入れる覚悟が必要です。今回は前回のインフレショックから学び、小型株を早めに処分してダメージを軽減できました。しかし、ドル円の下落(円高)が資産を圧迫する結果となりました。金利動向は想定通りでしたが、ドル円リスクへの備えが不足していたことを痛感。そこで今後は金(ゴールド)のヘッジを導入し、投資信託やアメリカETF「GLD」を活用する戦略を検討しています。この記事では、下落相場から学んだことと、次なる相場に向けた私の投資アップデートを共有します。

1. トランプ関税と下落相場の現実

最近のトランプ関税の影響で株式市場が大きく変動し、私の資産は3000万円から下落しました。過去の上昇相場では市場のトレンドに乗って資産を増やせましたが、それは積極的に相場を張っていたからこそ。投資とは上昇も下落も受け入れる覚悟が求められるものだと改めて痛感しています。

前回のインフレショック(2022年頃)に比べると、今回はダメージを抑えられたのが収穫です。前回は個別株、特に小型株を最後まで保有してしまい、急落で大きな損失を出しました。今回は小型株を事前に処分していたため、下落の衝撃は軽減。過去の失敗から学んだリスク管理が活きた瞬間でした。

しかし、課題も見つかりました。前回のインフレショックでは、ドル円の上昇(円安)が株価の下落を相殺し、資産全体の減少を抑えてくれました。ところが今回は、ドル円も下落(円高傾向)となりました。アメリカの金利低下と日本の金利上昇というシナリオは想定していましたが、ドル円の下落が資産の下押し圧力を強めてしまいました。この点は、リスク管理が不十分だったと反省しています。

2. ドル円リスクと金のヘッジの必要性

金利動向は事前にウォッチしていました。アメリカの金利低下と日本の金利上昇は、ドル円の下落を引き起こす典型的なパターンです。この動きは予測通りでしたが、ドル円の下落リスクへの具体的な対策が不足していました。ここが今回の最大の学びです。

そこで、今後の相場に備えるアップデートとして「金(ゴールド)」でのヘッジを導入することにしました。金はインフレ、通貨の変動、地政学リスクが高まる時期に「安全資産」として価値を保つ傾向があります。特に、ドル円の下落リスクに対しては、ドル建ての金が有効なヘッジ手段になります。ですがいまの金価格は、すでに上がっているので購入するにしてもドルコスト平均法でゆっくり資産に対する割合を増やしていく予定です。仮にリセッションが起こったらリーマンショック時のように金も下落するリスクがありますから注意が必要です。

過去のデータを見ると、ドル安や市場の不安定な時期に金の価格が上昇するケースが多く、ポートフォリオの安定に貢献します。たとえば、2020年のコロナショック時には、金価格が約30%上昇し、株式の下落を補う役割を果たしました。

3. 金への投資:投資信託とGLDの活用

金に投資する方法は複数ありますが、私は手軽さと信頼性を重視して、以下の2つを検討しています。

3.1 投資信託:手軽に始める金投資

国内の証券会社で購入できる金連動型投資信託(例:三菱UFJ純金ファンド、楽天ゴールドファンド)は、金の現物を直接保有せず、価格に連動する運用を行います。メリットは次の通りです:

  • 少額投資が可能:数千円から購入でき、初心者でも気軽にスタートできます
  • 管理がシンプル:金の現物を保管する手間がなく、信託報酬を払えば運用を任せられます
  • 円建てで安心:為替リスクを気にせず、円で投資可能です

ただし、信託報酬(年0.5〜1%程度)がかかる点や、ETFに比べて価格の追従性がやや劣る場合がある点は注意が必要です。

3.2 アメリカETF「GLD」:効率的なヘッジ

もう一つの選択肢は、アメリカの金ETF「SPDR Gold Shares(GLD)」です。GLDは世界最大級の金ETFで、金の現物に裏付けられた価格に連動します。特徴は以下の通りです:

  • 高い流動性:取引量が多く、売買がスムーズです
  • 低コスト:経費率は約0.4%と、投資信託より割安です
  • ドル建ての強み:ドル円の下落リスクを直接ヘッジできます

GLDはSBI証券や楽天証券で購入可能ですが、為替手数料やドル円の為替リスクが発生します。それでも、ドル建て資産を持つことで通貨分散の効果が期待でき、私の目指すヘッジ戦略に適しています。

3.3 投資信託とGLDの選び方

  • 投資信託:円建てで手軽に始めたい人、為替リスクを避けたい人向け
  • GLD:ドル建てでヘッジ効果を最大化したい人、コストを抑えたい人向け

私のプランは、ポートフォリオの5〜10%を金に割り当て、GLDをメインに投資信託を少量組み合わせることです。市場環境や為替動向を見ながら、柔軟に調整する予定です。

4. 今後の相場へのアップデート

今回の下落相場で、過去の学びが活きた一方、ドル円リスクへの備え不足が課題でした。この経験を基に、以下のアップデートをポートフォリオに取り入れます:

  • 金のヘッジを導入:GLDや投資信託でドル円リスクを軽減します
  • 資産分散を強化:株式、債券、金など、資産クラスのバランスを意識します
  • 金利と為替のモニタリング:アメリカと日本の金利差、ドル円の動向を定期的にチェックします

投資は失敗から学ぶプロセスです。今回の下落は「授業料」と捉え、未来の資産を守るためのステップにします。

5. あなたはどうやって相場に備える?

下落相場は投資家にとって試練ですが、学びを活かせば次に備えられます。あなたはどうやって市場の変動に対応していますか?一緒に相場を乗り越えましょう。

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