はじめに：下落相場では冷静な判断が大切
株価や暗号資産が急落すると、不安になりますよね。「このまま下がり続けるのでは？」と焦って行動したくなる気持ちは誰しもあると思います。でも、私の経験上、感情に流されて売買すると、後で後悔することが少なくありません。
下落相場で大切なのは、冷静に「市場の状況を分析」すること。私は感情を抑え、データや事実を見ながら状況を把握するようにしています。この記事では、私が下落相場で確認している5つのポイントを紹介します。あくまで私の個人的な視点ですが、参考にしていただければ嬉しいです。
【チェックポイント①】チャートで下値が切り下がっているか？
まず確認するのはチャートです。価格の動きを見て、「下落トレンド」なのか「一時的な調整」なのかを考える材料にします。
具体的には、短期（5日や10日）、中期（50日）、長期（200日）の移動平均線をチェックします。たとえば、短期線が中期線や長期線を下に抜けると、下落の勢いが強い可能性があります。また、過去の安値（サポートライン）を意識して、価格がどう動くか観察します。
ポイント：「ただの調整」か「本格的な下落」かを自分なりに見極める材料に。チャートは感情を抑えて事実を確認する助けになります。
【チェックポイント②】相場のセンチメントを確認（Fear and Greed Index）
次に、市場全体の「雰囲気」を知るために「Fear and Greed Index（恐怖と欲望指数）」を見ます。これは投資家の心理を数値化したもので、0に近いほど「恐怖」、100に近いほど「欲望」が強い状態です。
たとえば、指数が20以下だと「極端な恐怖」を示し、過去にはそういうタイミングで反発したケースもありました。逆に80以上だと過熱感があるかもしれません。私は過去のデータと比較して、現在のセンチメントがどの水準かを確認しています。
ポイント：感情ではなくデータを見ることで、市場のムードを客観的に捉える参考にしています。
【チェックポイント③】SNSで悲観的な発信が増えているか？
SNS、特にX（旧Twitter）は、投資家のリアルな声が集まる場所です。下落相場では、ここでの発信をチェックします。「リーマンショック級」「もう終わりだ」といった悲観的なワードが増えると、市場の空気感が分かります。
過去には、極端な悲観が広がった後に反発した例もあるので、そういう視点を持つきっかけになります。ただし、SNSの声は感情的なものも多いので、あくまで参考程度に。
ポイント：「みんなが売っている時にどうするか」を考えるヒントに。私はSNSを市場の感情のバロメーターとして見ています。
【チェックポイント④】株・コモディティ・債券の動きをチェック
下落相場では、株式だけでなく他の資産クラスの動きも見ます。たとえば、リスクオフ（安全資産への資金移動）の兆候があるかを確認します。
- 債券が買われている → リスクを避ける動きがあるかも。米国10年債の利回り低下は一つの目安。
- 金（ゴールド）が上がっている → 不確実性への警戒感が強い可能性。
- 原油価格が下がっている → 景気後退への懸念が背景にあるかも。
たとえば、2020年のコロナショックでは株が下がりつつゴールドが上がりました。こうした動きを総合的に見ることで、市場全体の流れを考える材料にしています。
ポイント：単一の市場だけでなく、全体の動きを観察することが参考になります。
【チェックポイント⑤】値幅と日柄を確認
最後に、下落の「規模」と「時間」を確認します。「どのくらいの期間で、どのくらいの下落幅か」を過去の事例と比較して考えます。
たとえば、日経平均が1ヶ月で20％下がった場合、「リーマンショックやコロナショックと比べてどうか」を振り返ります。短期間の下落なら調整で終わる可能性もありますし、長引くなら大きな局面の可能性も。私は過去のチャートを見ながら、パターンを考える癖をつけています。
ポイント：「下落の深さ」と「時間の経過」を、自分なりの判断材料にしています。
まとめ：下落相場で大切なこと
下落相場は不安ですが、焦るよりも冷静にデータを分析する方が納得感のある判断ができると私は思います。私が意識しているのは、次の3つです。
- 焦らず冷静にデータを分析する
チャートや指数で状況を把握します。 - 複数の視点で市場を見る
チャート、センチメント、SNS、資産クラスの動きを参考に。 - 感情的な動きに流されない
極端な恐怖や欲望の裏に、別の視点があるかもと考えます。
次のアクション
あなたは、下落相場でどんなことを考えていますか？「Fear and Greed Index」をまだ見たことがない方は、以下のサイトで確認できます。たとえば、CNN Businessの公式ページや暗号資産向けのAlternative.meがあります。データは日々変動するので、最新情報をチェックしてみてください。検索すれば他にも複数のサイトが見つかります。
この記事は私の個人的な視点ですが、「感情に流されず冷静に考える」きっかけになれば嬉しいです。下落相場は怖いけれど、自分なりの分析方法を見つけて乗り越えていきましょう！
